マヂック・オペラ --二・二六殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)
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マヂック・オペラ --二・二六殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド) / 感想・レビュー
勇波
いやー読むのに1ヶ月かかっちまったよ。色んな要素を詰め込み過ぎてもはやカオス状態。そして昭和史に疎いワタクシは2.26事件なんてファンタジーの世界であります。予習のつもりで宮部さんの「蒲生邸」を先月読んでみたけど…甘かったね。とはいえ『ミステリ・オペラ』に引き続き、あの世界観を再度味わえた事には大変満足。黙忌一郎のキャラも大好物。『ファイナル・オペラ』も大いに期待です★
2017/04/29
藤月はな(灯れ松明の火)
表紙に「ふふ・・・アハハ!」と笑いたくなるような大盤振る舞い。日本の戦中史を詳しく教えてくださった高校の日本史のN先生に感謝。江戸川乱歩や芥川龍之介のドッペルゲンガー、荻原朔太郎作品と「猟奇の果て」、「D坂の殺人事件」、「押絵と旅する男」へのオマージュ。小林多喜二を殺したと言われる特高を主人公に暗躍する黙忌一郎。そして遠藤平吉=怪盗二十面相と阿部定、黙の宿敵との因縁。謎が多い二・二六事件をこのように提示したのはまさにエンターティメントならでは。しかし、最終的に前巻同様、ごちゃごちゃしていたのが残念。
2012/09/22
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
検閲図書館・黙(モダシ)忌一郎を探偵役に、昭和史を探偵小説で描く〈オペラ三部作〉の2作目。 ついに最終巻、3作目の『ファイナル・オペラ』が出たのを記念して(笑)、6年ぶりに再読しました! 『押絵と旅する男』『D坂の殺人事件』『屋根裏の散歩者』『猟奇の果』…そして『怪人二十面相』!! 江戸川乱歩作品で読み解く二・二六事件は、魔術師のような男が操る壮大で荒唐無稽な代物でしたが、「もしかしたら…?」とつい思っちゃう、夢物語としてワクワクしました。 カバーイラストも、雰囲気があって大好きです。
2012/03/24
山田太郎
2.26事件事件よく知らないので、多分半分くらい面白さ損した気がする。第3弾はまだか?内容忘れないうち早く出してほしいものです。
2011/02/10
ホレイシア
二・二六事件というのは創作意欲をかき立てられる素材なんですな。宮部みゆきの「蒲生邸事件」、恩田陸の「ネジの回転」、それぞれがらしい切り口で面白かったが、私向きだったのは本書。やるからにはここまでやらないと。でも、つい地図上に蒲生邸を探した馬鹿も私である(笑)。満足。
2011/02/05
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