KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

作家
小川一水
出版社
早川書房
発売日
2006-08-01
ISBN
9784152087539
amazonで購入する

天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

七色一味

読破。久々に読んだ国産のどハードSFは、「ソフト」の部分でもなかなかの作品でした。「事故」により破壊し、繋留中の月往還船ごと虚空に弾き飛ばされた軌道複合体の一部。そこに残された人々の、社会性、政治性、そして人間性を掛けた生存の為の戦いとヒューマンドラマが、丁寧に描かれています。読了後改めて表紙を見て、これを元にした映画を見てみたいなと思い、同時に『さよならジュピター』のワンシーンを思い出しました。とりあえず、SF好きの方には、これはオススメです。

2013/06/18

ymartak

これまた大変面白い作品だった。事故により分解し漂う宇宙ステーション&宇宙艇で、飛び飛びの場所に閉じ込められた人々。互いのコミュニケーションを妨げるは真空の空間。救出の手が届かないなか環境は悪化、さらに各人の思惑も絡んで…という展開。宇宙空間で起こり得る事象を本当に丁寧に折り込みSFマインドをくすぐり、かつスリリングな人間ドラマで良質なエンターテイメントに仕立て上げる手腕は見事という他ない。

2013/05/13

GaGa

面白い。久しぶりに良質のSFを読んだ気がする。例えて言うなら宇宙版「ホワイトアウト」か、ダクトというフィルターを通しての会話が逆に臨場感を高めている。結末も良い。

2010/06/08

ヤギ郎

小川一水による宇宙サバイバル・ストーリー。人間ドラマがここにある。一人で火星サバイバルをする物語にアンディー・ウィアー『火星の人』がある。本作は宇宙空間で大人と子供と犬(!)が生存をかけた戦いに挑む。船外の状況は宇宙SF用語がいろいろあってよくわからなかったが、考えてみたら、素人が宇宙船に取り残されたら外の状況はわからないのである。原因がテロとか事故とか、いつになったら助けが来るのか、水が飲みたいなどなど、キャラクターたちはリアルにいろいろ考えている。最後はやさしく物語が終わる。

2019/10/18

天リリス

外が宇宙空間という絶対絶命の状態からの脱出劇。ドキドキの連続で面白かった。人間ドラマが生々しくて、自分はちょっと読むの辛かったかな。

2014/03/31

感想・レビューをもっと見る