狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 (異色作家短篇集)
狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 (異色作家短篇集) / 感想・レビュー
かわうそ
良く言えばバラエティ豊か悪く言えばまとまりのない一冊。個々の作品は巧みなものからヘンテコ系までどれも楽しかった。リッチー「貯金箱の殺人」、ラファティ「浜辺にて」、クーヴァー「ベビーシッター」がベスト3。
2014/08/26
藤月はな(灯れ松明の火)
「ジェフを探して」のじわじわ来る怖さがいいです。とんでもなく、倫理観もなく、リビドーとエス満載の救いがない「ベビーシッター」に唖然呆然。その分、「象が列車に体当たり」のゆるさが一種の清涼感になりました。表題作は物哀しく、「眠れる美女ポリー・チャームズ」の最後にはハッとさせられます。しかし、一番のお気に入りはやっぱり、「貯金箱の殺人」でした^^;
2012/11/14
月世界旅行したい
異色作家短篇集らしいチョイス、すごい好みの内容だった。エリスンの新しい短編集が日本で出ることを期待してます。
2015/11/15
ニミッツクラス
07年の税抜2000円の初版。早川の異色作家短篇集(新装全20巻)の18巻目。旧版の18巻目「壜づめの女房」を全てオミットし、本書+2巻を追加した。表題作はディッシュで、冠作のF系としては弱いかな。巻頭作はライバーで、著者にしては判り易くて微笑。お目当ての追悼エリスンは「どんぞこ列車」で、幾分の暴力と意外な結末。拾い物はデイヴィッドスンの「眠れる美女…」。これはエステルハージ博士物の一作で、後発10年の短編集に収録。それ迄は先発91年「不思議な猫たち」に「パスクァレ公の指輪」が邦訳されたのみ。★★★★☆☆
2019/06/04
たまご
いろんな方向性のある作品たちを,作者はアメリカ,ってことでまとめています.ライトミステリーあり,SFあり,ホラー有り,重いテーマ感じるもの有り,バラエティ豊か.たまにはこういう感じも良いかも.
2016/08/09
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