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夢幻紳士 (迷宮篇)

夢幻紳士 (迷宮篇)

夢幻紳士 (迷宮篇)

作家
高橋葉介
出版社
早川書房
発売日
2007-05-25
ISBN
9784152088208
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夢幻紳士 (迷宮篇) / 感想・レビュー

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澤水月

シリーズ全3作の真ん中を飛ばして読んでしまったが話は1巻ともつながっているようだ。違うのは技法! 最近の高橋先生を特徴づける、墨がかすれたような…バレンで浮き上がったような白みの多い黒でより幻想味が際立っていた。ミスマガはまったくノーチェックでこの後の回帰編で気づいたんだったかな…絵柄というか風味は変われど魔実也さんのたらしっぷりパネェのは変わらず。「心当たりありすぎて」!

2015/04/13

眠る山猫屋

再読、新三部作完結。三冊まとめて読むもよし、バラバラに読むもよし。今までにないアップテンポで連作が続く。魔実也を執拗に狙う犯人が正体を現す時、三部作の連鎖が明らかになってゆく。それでも、やっぱりちょっと優しい魔実也さん。ダークな展開も待ってます。

2013/11/28

なつ

早川三部作の最終作。魔実也に襲いかかる者たち。前2作で提示された伏線につぐ伏線がここで回収されるのですね。狂気にとりつかれた人々の表情はとても怖くておぞましい。筆で描かれたタッチもより深い夢へ誘われるよう。幾重にも重ねられた夢にデジャブを覚えつつも、こう来るのかと思わせる展開は見事。最後は大団円で清々しい読後感。

2018/12/30

Gin&Tonic

幻想篇、逢魔篇に続く、三部作最終巻。水墨っぽいタッチが白昼夢感をより強く演出してます。締め方がやっぱり素晴らしい。幻想篇の"僕"は夢幻にとってけっこう大きい存在なのかな。

2015/05/01

5〇5

「三部作の完結は迷宮編ね。夢幻魔実他を始末すべく、次から次へと攻撃が仕掛けられる」 「そう、殺意の連鎖が続くんだ。しかも幻覚に魅せられた人が攻撃してくるから始末が悪いよね」 「その幻覚と現実が入り混じって、まさに迷宮の極みね」 「おまけに、本巻のみならず前2巻のヒロインも虜にする女たらしぶりもここに極まれり、だね」

2022/08/10

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