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英国紳士、エデンへ行く (プラチナ・ファンタジイ)

英国紳士、エデンへ行く (プラチナ・ファンタジイ)

英国紳士、エデンへ行く (プラチナ・ファンタジイ)

作家
マシュー・ニール
宮脇孝雄
出版社
早川書房
発売日
2007-10-25
ISBN
9784152088697
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英国紳士、エデンへ行く (プラチナ・ファンタジイ) / 感想・レビュー

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棕櫚木庵

1/3) 聖書が科学的に否定されるという危機感を募らせた英国牧師が,エデンはタスマニアにあるという啓示を受けてエデン探索の旅に出る.その探検譚を糸として,多数の登場人物の一人称による物語が綴られる.全体として,人種・民族差別/抑圧問題を強く感じた.マン島人,オーストラリア・タスマニアにおける囚人・脱獄囚・元囚人,そしてなによりも「アボリジニ」.剥き出しの差別・抑圧だけでなく,温情的・啓蒙的同化政策に潜む(無自覚的な)いやらしさも描かれていた(「アボジリニ」の学校の話や市場開設など).

2022/01/27

DEE

牧師のウィルソンはエデンはタスマニアにあると信じ、また医師のポッターは植物学者レンショーを引き連れ標本採集のためタスマニアを目指す。その船の船長がキューリ。牧師と医師は水と油の関係。また船長も叩けば埃が出る身。そんなドタバタ喜劇かと思いきや、英国人による原住民アボリジニの虐殺のエピソードが挟まれ、結果的に母親が殺されたピーヴェイのゲリラ的な復讐に繋がる。持つ者が優れているという思い上がりをへし折るようなピーヴェイの活躍に溜飲が下がらないでもないけど、やはり英国人の傲慢さには嫌悪を抱く。

2020/11/29

ゆうげん

エデンの園を探しにタスマニアに行く旅と、タスマニアの原住民についての物語。皮肉なユーモアあり、先住民族に対する残虐さありで多面的だった。プラチナ・ファンタジイから出てるけど、ファンタジーというより歴史小説という方がしっくりくる。

2010/10/11

takao

ふむ

2024/02/12

うさぎ

よく分からなくて流し読みー。もっと楽しい冒険かと思ってた。

2021/02/13

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