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遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)

遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)

遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)

作家
倉阪鬼一郎
出版社
早川書房
発売日
2009-04-01
ISBN
9784152090249
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遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド) / 感想・レビュー

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雪紫

綺麗なクラニー。いつものように暗号こそあるけど、実態は芸術家と音楽家の結び付きや絵画や音楽への想いを強く書いた恋愛小説。とても綺麗。それ以外言葉に出来ない。

2019/11/28

miroku

刹那は永遠である。魂に満ちる光が溢れ出て拡がるその瞬間こそが永久である。そして、魂は受け継がれる。感傷的な、あまりに感傷的な・・・。だが、伝わるものはある。

2012/06/28

アキ

プロローグから鳥肌立ちっぱなしでした。 久しぶりに感動的な表現に出会いました。 物語には暗号が出てくるんだけど、ミステリ部分に重きを置いていない。 これは若き芸術家達の話であり、音と言葉と色の話であり 受け継がれるバトンの話であり、恋によってもたらされた 希望と絶望と恐怖の話でもあり、後悔と試練の話でもある。 物語は最初から哀しい空気をまとっている。 そして物語は交響曲のように編成されているとも思う。 まさにサナトリウム文学的恋愛音楽ミステリですよ。 あぁ~いいものを読みました。

2011/10/30

yourkozukata

『The End』、『汝らその総ての悪を』に続く交響曲シリーズ第3番。カリンニコフや抽象画や短歌など、著者の大好きなものが詰まった感のある、珍しく綺麗で救いのある話(ちょっと泣いた)。恋愛&暗号ものにして、芸術家小説としても楽しめる。

2009/05/06

うどん

美人指揮者と不治の病の画家の青年が、音楽と絵を通して祖父母の謎を解き、結婚する話。二人が過ごしたのはほんの短い期間だったけど、キラキラした日々でした。文章のキラキラ度合いが眩しかったです。私もキラキラをめざそう。

2017/06/13

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