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トッカン―特別国税徴収官―

トッカン―特別国税徴収官―

トッカン―特別国税徴収官―

作家
高殿円
出版社
早川書房
発売日
2010-06-24
ISBN
9784152091376
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トッカン―特別国税徴収官― / 感想・レビュー

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そのぼん

確か以前にドラマ化されてましたよね。少しだけ見ていました。ぐー子とハスキーの掛け合いが面白かったです。

2013/02/25

kishikan

高殿さん初読み。国税徴収官の話というと、思い出すのは「マルサの女」。闇・裏の社会や経済というドロドロとした話かなぁ、って思っていたら、おっとどっこいバラエティ。面白い!冷血で鬼のような特別徴収官そして彼の付き人たる新米女性徴収官の主人公グーちゃんが、失敗を繰り返しながら脱税摘発していく話です。税の取り立てはただ冷たいだけじゃないこと、税の本質の意味も物語の中で理解することができますね。文体は有川浩さん似ですらすら読めます。ただし、税隠しのからくりをグーちゃんが説明する場面は若干くどいかな。次作も期待大!

2012/02/27

ちはや@灯れ松明の火

取る者と取られる者、租庸調から消費税に至るまで税の歴史はお上と民との闘いの軌跡。取り立てる方が悪なのか出し渋る方が悪なのか、視点変われば視界変われど結局は金が敵の世の中なり。鏡というより鋼の特別国税徴収官と部下のペーペーならぬグーグー徴収官女子、伝家の宝刀徴収票を手に滞納者へと立ち向かう。赤貧に喘ぐ町工場、カフェの裏帳簿、銀座の女狐と化かし合い、けれど官吏も人の子、ふと湧き出る仕事に対する疑問と不安。ぐっと呑み込んで、こなして、鏡に映る自分の姿を誇れるように。世に税制が在る限り、彼らの闘いは終わらない。

2011/11/10

財布にジャック

特別国税徴収官が主人公の職業エンターテインメント物でした。トッカンというカタカナの題名や表紙を見た時は、ドタバタものなのかと思ってましたが、読み始めたらなかなかシリアスな面もあり味わい深いお話でした。主役のぐー子ちゃんの空回りしながらも頑張る姿に好感が持てるし、上司の鏡さんも最後まで読むうちにはすっかりファンになってしまいました。高殿さん初読みでしたが、もっと続きが読みたいです。

2011/01/23

nyanco

「マルサ」は有名になったが、実際に取り立てている徴収官については全く知らなかった。目の付けどころがイイ!ノロマな亀に厳しい教官、出来のいいライバル同期…と実にありがちな設定なのに、嫌、だからこそ楽しく読めちゃう。裏帳簿を暴いたり、銀座のクラブママとの対決など悪いヤツとやっつける…というお話が面白く、払いたくても払えない人にとっては税金泥棒の人でなしの面も持つ徴収官。主人公・ぐー子の過去にその問題を背負わせたことで深みを出し、友達がいないぐー子に出来た友人・芽夢が実は…というエピソードも実に巧い。続→

2010/08/28

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