郭公の盤
郭公の盤 / 感想・レビュー
キキハル
怒涛の伝奇オカルトホラー超大作。この二人の作家がコラボして面白くないはずがない。国生み神話の時代から伝えられている「郭公の盤」とは何か。これが国を救うのか?一種悪魔的・ドグラマグラ的であり、恍惚あるいは嫌悪感が身体に入り込みかき回し膨張し弾けるような。禁忌に触れたようなすさまじい感覚。引き込まれすぎて自分でも怖くなるくらい堪能しました。お腹いっぱいです(これ全力で誉めてます)。あとがきにあるように合作はやはり大変な作業なんだと。だからああいう終わり方なのかと納得。脳髄が翻弄される面白さでした。さすがです!
2011/02/01
まつじん
あとがきを読んで納得の大暴走作です。こんなオチかよ、と侮ることなかれ、題名の”郭公の盤”は一体なんだったのか。そんな無粋な疑問を忘れて読みふけってしまう怪作でした。
2010/11/21
眠る山猫屋
牧野修と田中啓文という日本を代表するようなおどろおどろしい伝奇小説の担い手の合作。序盤はまさに伝奇小説、中盤はハードボイルドな探求譚。後半は内乱のような展開に。世界を改変しかねない“郭公の盤”とは。もっとおどろおどろしくても良かったかな。YouTubeもチェックしないと。
2016/06/18
miroku
合作の功罪共に在り。大風呂敷を畳もうとするあまり、ラストが・・・悲惨な出来。
2011/07/10
行加
「SFホラー作家」でも、かなりクセのある御二人が合作だなんて、楽しみ!!と、借りた本ですwww 終わり方には賛否両論あるみたいですが、まあこの話は田中、牧野両氏のやりたい放題?な途中経過を楽しむのが一番かと思いました!(^_^;) いやあ、古典をベースに、よくもまあ恐ろしい宝物を考えてくれたものですwww あと、御二人の執筆パートを推理するのも楽しかった!!(多分、越後谷さんは田中さん担当…?) また、合作なさらないかなあ…w
2015/12/11
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