落日のコンドル (ミステリワールド)
落日のコンドル (ミステリワールド) / 感想・レビュー
ちーたん
★★★☆☆有名なバカミス作品。殺し屋10名がチームとなって豪華客船に潜入し、ターゲットの命を狙う。しかし仲間の1人が早々に殺され、向こうの刺客とのデスゲーム開幕!ターゲットの手首を手に入れたものこそ真の勝利者となるため争奪戦も裏で繰り広げられ…◆殺し屋達の表の職業は医者に植木屋、DJ、茶人、蕎麦職人、保母、落語家、釣り師、ツアーコンダクター、バーテンダー。職業の道具が武器になったりしてそこは笑える…が殺し合いメインでイマイチミステリとして乗り切れず😅大仕掛けがラストにあったもののピンとこなかった💦
2020/09/20
ばりぼー
豪華客船オーナーを暗殺する指令を受けた「影ジェント」達が、敵味方入り乱れて殺し合う、必殺シリーズ+ガッチャマン+◯◯◯◯◯・◯◯◯◯◯◯◯。殺しのニックネームが「処刑台のエコロ爺」や「断末魔の喉越し」(蕎麦職人)だし、「わるいこでちゅねえ」と殺人カスタネットを武器に巨乳保母さんが暴れるおふざけに耐えられれば、ロジカル(?)な解決がちゃんと用意されています。首と頭部切断のホワイダニットなんて、この作品世界でなければ成立しません(笑)。マンガ・アニメなら許される世界観でも、この映像化は不可能でしょう(笑)。
2017/04/25
Zann
初読みの作家さん。依頼されて殺しを請け負うプロの殺し屋さん達が、攻める側守る側に別れてのバトルロワイヤル!両方同じ会社が請け負っているのもシュールだし、それぞれの殺しのスタイルや異名がバカバカしすぎる(>∀<●)表の顔が外科医だから武器がメスは分かるが、保育士だからカスタネットとか蕎麦屋だからザルって(笑)しかし、後半の解決編では伏線回収もしっかりなされ、きっちりとした解答でスッキリとした後味でした٩(๑>∀<๑)وラストの『鉤が雲を引き裂いたように』の一文が気になって仕方ない…。
2016/03/17
いたしゃん
影ジェンシーって何だよ!とまず面食らいました。途中で出てくる六つの推理、足跡の無い殺人の類型は第一の見どころですね。コンドル兄弟の空中殺法の正体が第二の見どころでしょうねえ。いやあ想像するとバカバカしいですが、騙されましたね。最後の犯人当て、これほど誰でもいいじゃんと思った推理はありませんが、真面目に理詰めで犯人を当てているところも良い。著者の他の作品も読んでみたくなりました。
2013/08/05
やな
アホな必殺技を持つ暗殺者達が、バトルしまくる「夕陽はかえる」の続編。本作での暗殺者達も、バカっぽいけど殺傷能力バツグンの必殺技で戦いまくる。こういうアホなノリのミステリは嫌いじゃないんだけどね、今作はノリきれなかった。ラスト、舞台がひっくり返るかのようなオチも用意されているが、俺の中ではいまいちオチず。うーむ、期待が高かったぶんだけ消化不良、の気分。
2019/05/31
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