GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03
GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03 / 感想・レビュー
けいと
みーんな面白かった!米澤穂信『竹の子姫』松田青子『女が死ぬ』滝口悠生『犬の尻あたり』オルハン・パムク『窓から眺める』ミロスラヴ・ペンコヴ『血の金』ラッタウット・ラープチャルーンサップ『駐車場』特に好きでした。
2016/03/28
Sakie
小説好きには贅沢な一冊だ。若手から中堅の、直木賞級の作家の書き下ろし短編がずらりと並ぶ。それぞれに個性が現れて面白い。小山田浩子と滝口悠生は初読ながら、好みと分かったので追いたい。後半の海外作家の短編が、もっと深く面白く感じるのは年の功だろうか。こちらは既に世界に名だたる作家が並ぶ。知っているのはオルハン・パムク、イーユン・リー、チャイナ・ミエヴィルくらいで、ほか全てに読み応えがある。まさに珠玉。特にミロスラヴ・ペンコヴ、ヨハン・テオリン、イングヴィル・H・リースホイは邦訳を漁るつもりだ。嬉しい悲鳴。
2018/10/27
まゆ
「元気な肛門」って表現でわんわん泣いた。繰り返し読んで泣いた。読んでは泣き、読んでは泣き、泣いては読み、だった。飼い主にとって、ペットイコール元気な肛門。言葉を置き換えてもいい。これは西加奈子とか津村記久子とか、松田青子とか川上未映子とか村田沙耶香とか、他のもすごく楽しみにしてたけど、それもよかったのだけど、滝口悠生がベスト。
2016/12/02
ありんこ
小山田浩子さん、村田沙耶香さん、朝井リョウさん、西加奈子さん、リースホイさんが良かったです。短いけれど、すぐにその世界に引き込まれてしまいます。こんなにたくさんの短篇を一気に読むことが出来るのはお得ですね!
2024/10/27
とんとん
滝口悠生「犬の尻のあたり」、電車の中で読んでいて必死で涙をこらえた。134ページラストの4行から135ページの1行目まで、何度も何度も目が読んだ。〈元気な肛門〉って表現、すばらしい。忘れない。
2016/03/24
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