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黒猫のいない夜のディストピア

黒猫のいない夜のディストピア

黒猫のいない夜のディストピア

作家
森晶麿
丹地陽子
出版社
早川書房
発売日
2018-12-05
ISBN
9784152098238
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黒猫のいない夜のディストピア / 感想・レビュー

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ままこ

嬉しい第2部スタート。幻想的で不穏なプロローグ。謎の暗号。母の不可解な行動。小難しい問答はちんぷんかんぷんだけど美学的ミステリには惹きつけられる。鮮やかな黒猫の推理で解かれた暗号は…。毅然とした想いは切なく優しい。素直になれない私。マイペースな黒猫。二人の関係にヤキモキ。限度を知ってるとはいえあれはありえないとモヤモヤしてたけど…。うわっ〜黒猫❣️エピローグは甘美な余韻が残る。新たに癖のあるキャラクターも登場し今後の展開も楽しみ。

2019/02/25

藤月はな(灯れ松明の火)

一部が「何を美学とし、理論を打ち立てるのか」に対し、二部は「如何に確立している美学の理論を脱構築するか」がテーマになっているかな。「美学の脱構築とは、対象の二項対立の反転ではない」という対話が興味深い。しかし、「アーサー・ゴードン・ピム」の話で登場する「テケリ・リ」と言う白い種族と言うと、クトゥールフ神話とか『プロメテウス』とか『エイリアン:コヴェナント』しか連想できないよorz後、黒猫が「今は結婚できない」と言った理由に思わず、ニヤニヤしてしまった。しかし、二人共、モテモテだからこれからどうなることやら

2019/03/04

チロ子

図書館本。第二部スタートということで、またシリーズを追えることになり嬉しい!! 付き人や付き人の母、知人の前に現れた付き人のドッペルゲンガー?!ポストに届いた暗号文。進むにつれドッペルゲンガーさんがやらかしてくれ、付き人と一緒に「ヒィィ(;゚Д゚)!」となり、ラストはまさかの展開ですごいよ先生・・・。そうだったのか。と久々のシリーズに大満足!黒猫と付き人の会話がとても恋人同士の会話になってたり、最後には嬉しい進展。新キャラの灰島さんも良く、これから第二部が楽しみと思える作品でした。

2019/01/17

那由多

二部がスタートするとは思いもしなかった。あざっす!美学、反美学、暗号、難しくって付いていけなかったわ。何回読んでも理解不能。読後『幕間 分身』箇所だけを始めから読み返すと、感慨深い。ドーナツ好きの反美学研究者、灰島の登場で今後さらに美学の難易度と面白さが増し増しの予感。新しいステージに立った付き人に、期待が高まります。

2019/03/11

むつぞー

祝!シリーズ再開で第二部スタート! 今回はゴシックと反美学が語られる中に、ドッペルゲンガーに暗号という謎が絡んできます。 その中心にいるのは付き人の母親でしょう。それもあって第一作が思い起こされました。というより、下敷きにしてその上に構築された物語なのかもしれません。 彼女の選択・生き方とても素敵な女性ですね。 そう言えば母親の本を読むことについての言葉にドキッとしました。私…文章丸のみしてますから…。 新しい登場人物・灰島先生も今後出番があるでしょうし、シリーズの続編を楽しみにしています。

2019/01/09

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