シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗
シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗 / 感想・レビュー
徒花
おもしろかったー。前作「シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱」から6年越しとなる、女性ホームズ&ワトソンが現代のイギリスで活躍するパスティーシュの続編。なぜ犬ではなく「狗」なのかは読めばわかる。シャーリーが前よりデレるようになってる気がする。ドローンやバイオテロ、海外ドラマなどさまざまな要素てんこ盛りなのにそれらを余さずきっちりまとめる物語はさすが。3作目も読みたいなあ。
2020/06/01
R
相変わらず本歌の方を知らないまま読んだので、どの程度同じ話なのかわからないけども、トリックをはじめミステリ部分はもちろん、カスタマイズされたキャラクタを堪能できた。ワトソンの視点であるという前提があるため、さらっとしか触れない過去の話がものすごく気になるんだが、その暗い悲壮感と対角となるように、現在の明るすぎるというか、間の抜けた姿が素晴らしく微笑ましい。ストーンヘンジの周りでラリってる姿というのが、ものすごく映像で見たいと思わされた。面白すぎるだろう、ここの描写。
2022/09/20
いたろう
ホームズとワトソンを女性に変え、現代のロンドン、イギリスを舞台にした、ホームズ・オマージュのシリーズ第2弾。シャーリー・ホームズ&ジョー・ワトソンの、アラサー・レディースや、他の女性キャラクターは、漫画チックに描かれるが、「バスカヴィル家の犬」を元ネタにしつつも、決してパロディに終わることなく、本家とはまた別の、新たな、そして大がかりな、サスペンス・ミステリになっている。舞台を近現代(2013年)にすることで、最新のツールがいろいろ登場するのも楽しいところ。まだまだシリーズは続くのだろうか。続編も楽しみ。
2022/06/17
Ikutan
女性化現代版ホームズ·パスティーシュ第2弾。今回は相棒で助手の女医、ジョーの叔母、キャロルの結婚話から始まる。そのお相手ヘンリーが、名家バスカヴィルの子孫で跡継ぎ話が浮上。領地デヴォン州アルスターにやって来たキャロルとジョーを待ち受けていたのは··殺人事件?魔犬?人工心臓で免役抑制剤浸けの身ながら、ジョーの元へ駆けつけるシャーリー。二人の会話が楽しい。電脳家政婦。双子のドローン。魅力的なアイテムと際立つキャラ。病原菌テロ?後半は複雑な展開にハラハラ。事件は無事解決したけれど、ジョーの過去が気になります。
2020/03/06
えりこんぐ
前作を読んだのは4年前なので、かなり薄い記憶しかない。軽く読める文体は楽しかったけど、最後にあーそうだ、なんかジョーも秘密があって、さらに宿敵?モリアーティーもいたよな、、って全く謎が回収されず。続編は忘れないうちに出して欲しい! 電脳家政婦&ミニドローンと、ご飯がウィーンって届けられるエレベーターが超絶羨ましい。。【借り本】
2020/08/23
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