夢幻紳士 夢幻童話篇
夢幻紳士 夢幻童話篇 / 感想・レビュー
鱒子
夢幻魔実也は時を超えて素晴らしいのです。ええ、たとえどれだけ絵のタッチが変わろうとも!今回は温子に似たキャラが活躍します。猫夫人に似たキャラがチラリ、那由子の名前にニヤリ。以前からのファンはもちろん、初めて夢幻紳士を読む人にも絶賛おすすめ。童話にまつわる妖しく美しい連作短編です。
2022/06/18
眠る山猫屋
やっぱり最高。いやはや、帰ってきた夢幻魔実也、2話目から登場する女給・千華を助手に久々に(?)事件解決に邁進してます。死霊も化物みたいな人間も、人間に化けた化物も魔実也先生(千華曰く)を止められない。ちゃんと依頼を受けて探偵してます。初期のダークさは薄れたけれど、仄かに香る切なさは研ぎ澄まされたような。「人魚姫」回のラストシーン、稀代。「美女と野獣」回は救いもなく、魔実也先生のもうひとつの顔を見せる。この巻の物語の幕引きもまた、らしかった。おさらば さらばさ。
2022/05/31
くさてる
絵も物語も構成も、やはり素晴らしいの一言でしかないのです。ここ10年くらいの高橋葉介先生のお仕事はいつもわたしのハートを撃ち抜く完成度。マンネリとかパターンと受け取る人もいるかもしれませんが、こういうものを読みたくて、私は先生の本を手に取るのです。
2022/09/11
kei-zu
9年ぶりのシリーズ最新作。もったいないと思ってゆっくり読んだ。変わらず颯爽とした夢幻魔実也が格好良い。 関係者への謝意を示す後書きで「おじいちゃんの本棚で見つけた」というファンが紹介されるが、私自身のファン歴も40年来になるなぁ。 某所で著者にお会いした折、サインと共に握手いただいたのは、今でも嬉しく思っています。
2022/05/30
澤水月
マッチ売りの少女に人魚姫…らが昭和初期カフェー女給や高等遊民ら蠢く夢幻センセの世界に(腸詰の那由子もいる!)。ミスマガで連載していた新世紀の夢幻紳士、9年ぶりに再開していたんですね。画業振り返る葉介先生の後書き文もとても温かい! 諸星大二郎と「若い時会ってなくて良かった、喧嘩になった」って笑
2022/10/30
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