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ルビーの谷 (ハリネズミの本箱)

ルビーの谷 (ハリネズミの本箱)

ルビーの谷 (ハリネズミの本箱)

作家
シャロン・クリーチ
はまのゆか
赤尾 秀子
出版社
早川書房
発売日
2004-07-15
ISBN
9784152500243
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ルビーの谷 (ハリネズミの本箱) / 感想・レビュー

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april-cat

シャロン・クリーチさんを追いかけて。孤児の双子の気持ちが辛くて、可哀想で、でも私だったらセアリーとティラーのように大人の振る舞いが出来そうにないので、なんとも複雑な気持ちになった。セアリーとティラーの老成した態度と若々しい感性が魅力的。こういう老夫婦になれたら素敵だ。ダラスとフロリダには本当に幸せになってほしい。

2013/06/18

ぱせり

何もかもきちんと納めきらないで、幕。でも、幕の後ろで、何がどのように進行しているのか、ちゃんと見えるのがうれしい。まず、確かなことは、このあと、ルビーの谷では、ご近所付き合いが大変密になっただろう、ということです。

2009/10/27

HISA

☆☆☆☆2003年カーネギー賞受賞作。作者のシャロン・クリーチはアメリカで最初のカーネギー賞受賞者で、1995年に「めぐりめぐる月」でニューベリー賞も受賞した世界で最初の作家なのに、今まで知らなかった!ルビーの谷が美しすぎるからか、老夫婦の優しさからか、どこか昔話のような短い章が繋がっていく。とてもよかった。誰をも温かく包み込むセアリーのようにありたいと思った。

2023/04/28

杏子

問題大人たちの間で、すっかりひねくれ者になってしまった孤児院育ちのふたごダラスとフロリダ。いろんな失敗をやらかしては罰を受ける二人にはちょっとイライラさせられるけれど、そんな子どもでも回りにいる大人次第でいい方へも悪い方へも、持っていけるのだと思う。これは子どもたちの問題だけじゃなくて、大人たちの問題でもある。ルビーの谷の老夫婦はしっかりとした人たちだったけれど、悪い方の大人たちにこそ頑張って欲しいと思う。

2009/05/04

詩織

大人を信じられないせいで、すっかりひねくれものになってしまった双子達が、老夫婦の献身的な愛情を受け、やがて愛し、愛されることを見つける・・・のですが、これは読んでてちょっとしんどかった。成長老夫婦の忍耐強さのスキルはすごすぎる。双子達が問題を起こすシーンでイラッとしてしまうのは、きっと同属嫌悪的な感情で、過去の自分の封印したい失敗の数々を、記憶から無理矢理引きずり出さされるように感じるからかもしれない。自分の内面がもっと老成したら、また見方が変わりそうな本。

2009/04/17

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