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vN (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5018)

vN (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5018)

vN (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5018)

作家
マデリン・アシュビー
ふゆの春秋
大森望
出版社
早川書房
発売日
2014-12-19
ISBN
9784153350182
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vN (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5018) / 感想・レビュー

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神太郎

初長編という意味であれば、多少の粗は目をつむるべきなのではないかと思う。よくもまぁ次から次へと一難去ってまた一難の展開を思いつくなぁと関心はしていた。もう少しこの世界でのアンドロイドの扱いとか知りたいとは思ったが、視点を「エミリー」のみに絞ったのはストーリーをとっ散らからせないための英断だと思う。作者は日本のアニメとか好きだろうなと思いきややはりそうで、同じ顔のロボットが追いかけてくるシーンとか「イノセンス」辺りから着想得たのかなとか。人間とロボットの関係性というテーマは不滅ですね。

2018/07/14

詩歌

フェイルセイフ、人に尽くし守る為に作られた人工生命体へ施す仕組み。成長し自己複製する人型の奴隷vN。人に都合良い存在が、やがてどのように扱われだすか。やがて生まれる突然変異にどう対処するのか。少女の冒険の裏側にある問題解決への哲学も考えさせられる。様々な作品から引っ張ってきたネタがあり楽しく、日本について記述が多くて嬉しい。流石英語圏屈指のアニメ通。

2015/03/02

miroku

フレーム問題回避、自己複製テーマも知性と意識の問題も掘り下げる事なく……。ラノベとして読むなら面白い……かな。

2017/10/06

ドル箱

初著者感想いこう。テーマはジキルとハイド、根底はアイザック・アシモフとわたしは読みました。vNというヒューマノイド(レプリカントでも良い)と人間関係を現したものだが、この著者、色んな作品の影響を受けているな~と感じていたら、後書きで書いてありました。SF理論書というより、SF倫理書に近いですが、キャラの相互関係の書き方がなかなか上手く、特に主人公とハビエル、ジュニアの原理描写が読んでいて「クスッ」と感じ受けれた。後書きで「ピノキオ」を示唆しておりますが、わたし的には「裸の王様」プロットも程良く纏められ、

2015/03/18

更紗姫

Vnは男も出産する。ハビエルがいきんでいるシーン、何とも楽しい。本作の主人公はもちろんエイミーで、彼女の「自分探し」を軸に物語は進むが、私はハビエルの気持ちの変化の方に心惹かれる。「複成」生みっぱなしだったのがジュニアと強い絆を結ぶ、自分の中のフェイルセイフをほんとうに意識する、そして<彼女の心でなく、心臓の不在を切望した>。「複成」によるバージョンアップではないハビエル自身の心の成長が滑らかに語られるので、ラストシーンにもそれなりの説得力がある。裏表紙の<アングリーロボット版カバー>が素敵。

2015/03/22

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