フィッツジェラルド/ヘミングウェイ往復書簡集 日本語版
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フィッツジェラルド/ヘミングウェイ往復書簡集 日本語版 / 感想・レビュー
ゆきを
私が妻ゼルダの立場なら、お互いの手紙なんて絶対読みたくない。でも、私がゼルダなら、きっと投函前のスコットの手紙を覗き見るだろう。そして思い知る事になる。スコットは自分を愛しているけれど、彼が一番情熱を傾けている文学や知的好奇心は、ヘミングウェイこそが理解し、受け入れ、尊敬している。蝶であるスコットを魅了するのは花であるゼルダのはずなのに、実際は武器を手に持つマスチモだなんて。。。という見方も出来る。そして親友というか真の理解者であった両者の関係を、時に甘ったるしく、時に諦観を余すことなく伝える往復書簡集。
2018/07/01
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