新選組血風録(一) (文春時代コミックス)
新選組血風録(一) (文春時代コミックス) / 感想・レビュー
Die-Go
司馬遼太郎原作をコミカライズ。少しアクションが固いが、迫力はあり、描写も隊士達の心の機微が現れている。ただ、隊士の区別がつかないのが難。★★★☆☆
2022/08/12
KDS
週刊文春での連載時にちょくちょく読んでいて、単行本にまとめられたらいつか読みたいと思っていた作品。ところが全巻揃って書店で見かけることがなく、ズルズルとのびのびになっていたが本日やっと全巻発見。即買いした。新撰組結成当初の筆頭局長であった芹沢鴨を近藤たちが謀殺する「芹沢鴨の暗殺」が面白い。芹沢鴨は私の好きな小山ゆうの「お〜い!竜馬」にも新撰組結成のシーンでちょこっと出てくるが、竜馬とは関係ないのですぐに出番がなくなり、あのインパクトのある無頼漢は一体どうなったのか?と思っていたが、ようやく解答を得た気分。
2022/10/30
kiiseegen
原作より「芹沢鴨の暗殺」「沖田総司の恋」「菊一文字」「長州の間者」の4編。原作も再読したくなる。
2021/07/28
もくもく
ワタシが新選組を知ったのは、もちろん司馬遼太郎の小説から、背伸びして大人の小説を読みまくっていた中学生くらいのころでした。当時の新選組の印象は、幕末という混乱の時代に権謀術数で勢力を拡大し、最後には悲しい結末を迎える男達の物語…。同じ司馬作品での戦国武将たちと同類の、時代に合わない下克上の武者たちの物語…でありました。イメージとしてはヤクザ映画みたいな感じだったのかなぁ…。そんなイメージに対しては、森秀樹の絵は実にピッタリです。しかし考えてみれば、この近藤・土方・沖田が当時は二十代だったとは驚きだなあ…。
2021/10/11
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