ユニコーンの旅―五木寛之作品集
ユニコーンの旅―五木寛之作品集 / 感想・レビュー
moonanddai
社会というものに何となく斜に構えた時代の物語。メロドラマに「黙って赤鉛筆で斜線を引く」ような、「愛」とか「夢」とか「希望」とか口に出すのが気恥ずかしいような時代。そんな時代を過ごしてきたのだなぁ、と五木の本を読むといつも感じる。「車」が(まだ)一つのステータスを持ってた時代でもあったんですね。「ヒール・アンド・トウ」とか「ダブルクラッチ」なんて言葉にもあこがれがあったんだろうね。今ではオートマ専門ですが…。
2017/09/13
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