ダブル・ハート
ダブル・ハート / 感想・レビュー
moonanddai
「死」というか「生」と向き合う医者はそこに「病気」という現象を見つめる「冷めた目」があるが、その後ろから「人間」というものが見えだしたときそれが(作者の言う)「ロマン」と向き合うことになるのでしょう。「脳腫瘍」「身障」「癌」そして「心臓移植」という、このれらの作品が書かれてから60年になろうとしているのに、「状況的には」ほとんど変わってはいないことに考えさせられる。それでももっと早くに読んでおけばよかったと思う。積極的な意味で言うのではなく、この齢になってからでは「死」というものが近いものすぎるから…。
2016/03/10
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