家の旗
家の旗 / 感想・レビュー
kokada_jnet
1977年刊行。私小説的作品を集めた第二短編集。生家の和菓子屋のやり手の入り婿だった父方の祖父を描いた「兩國橋」。弟子筋の相手に和菓子屋の暖簾ゆずり。あわせて関西文化との縁を描く「家の旗」。結婚当初に妻と二人で暮らしただ葉山の家を描く「決壊」。母方の英日親戚の父子を描く「丘の一族」。「丘の一族」が一番の力作かな。主人公の性格の暗さは、日本の私小説の中でも屈指のもの。
2021/08/08
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1977年刊行。私小説的作品を集めた第二短編集。生家の和菓子屋のやり手の入り婿だった父方の祖父を描いた「兩國橋」。弟子筋の相手に和菓子屋の暖簾ゆずり。あわせて関西文化との縁を描く「家の旗」。結婚当初に妻と二人で暮らしただ葉山の家を描く「決壊」。母方の英日親戚の父子を描く「丘の一族」。「丘の一族」が一番の力作かな。主人公の性格の暗さは、日本の私小説の中でも屈指のもの。
2021/08/08
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