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勇魚 下

勇魚 下

勇魚 下

作家
C・W ニコル
村上博基
出版社
文藝春秋
発売日
1987-04-01
ISBN
9784163095509
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勇魚 下 / 感想・レビュー

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こぺたろう

読了。背美流れの遭難事件の発生前から、日本沿岸への大型鯨類の来遊が減少し、思うように捕鯨ができなくなっていました。古式捕鯨の衰退と、江戸末期〜明治初期の変革は、こんな風に重ね合わせられるのかと再認識。また、著者の日本に対する造詣の深さと、翻訳者の力量に脱帽です。翻訳本にありがちな読みにくさは全くありませんでした。

2023/07/20

もり

名作。最後の場面のためにこの物語は書かれてきた。

みねお

激動の幕末時代を一人の鯨捕りの数奇な人生を通じた描いた物語の下巻。熱い男たちの息吹を感じる。

ひらぱー

☆☆前半の勢いから下巻は勘助の大人ぶりがちょっと残念。でも当時幕末の地方の様子を想像ながらしっかりと描いた外人さんはすごい. 龍馬の他にもこういう人がいないと実際には無理だったのではと思いますねえ。

2015/02/07

rincororin09

何度目かの再読。海洋歴史冒険活劇・・・っていうカンジ。日本を愛してくれてるニコルさんの作品ですが、やはり、これを書いたのが外国人というのがちょっと信じられない。幕末の激動の時代の中にあって、主人公の痛快な生きざまと、取り巻く人物たちの繊細な心の動き・・・。やっぱり面白かった。

2014/10/22

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