尋ね人の時間
尋ね人の時間 / 感想・レビュー
イタチ
生殖機能を突然失い、それと共に「我」を探し続ける主人公。奥深いです。死ぬまでに見つけられるんでしょうか。想像力豊かな文章と話の展開に引き込まれます。そして、後書きがこんなに面白い本は初めてでした。この作者は普段も小説の主人公を地でいってる気がします。
2013/05/25
松宇正一
読了。実家のソファーにて。こんな読書の仕方もあるんだなぁ、と新鮮な気持ち。初読の電通社員の著者に新たな世界を見せつけられ、不思議な気持ち。文体や雰囲気は意外にも村上春樹に近く、新鮮な気持ち。逆単身赴任のこの身にはちょっとキツいテーマだなーと思いながら、ラストの奥付でこの本ともちろん芥川賞受賞が消費税前の1988年であることを知り、不思議な気持ち。☆四つ。
2014/10/02
感想・レビューをもっと見る