タマリンドの木
タマリンドの木 / 感想・レビュー
Maumim
難民について語る中で「日本だって大きな地震で東京が崩壊して国の機能が麻痺したら、海に近いところに住んでいる人は、船で別の国へ逃げるかもしれない。流通機構が破壊されて食べるものが来なくなったら、どこかへ逃れる他ないですからね」って、まさに今そんな状況じゃないか。援助する側であった自分たちが援助される側にまわるという、想像もしてなかったこと。この小説のテーマはそれとは別のことだけど、援助する側から書かれている物語が、今はちょっと空々しくも感じたりする。
2011/03/26
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