緋い記憶
緋い記憶 / 感想・レビュー
ツキノ
第106回(1991年下半期)直木賞受賞作(読んでから知った)。7つ短篇集で、どれも「記憶」にまつわる話。最近読んだ『非写真』と似たような感触でぞっとする。「ねじれた記憶」「遠い記憶」「冥(くら)い記憶」が印象に残った。似て非なる作品。岩手の地名は実際にある場所らしい。エッチャンおすすめ。読めてよかった。
2015/09/26
みゃお
久しぶり作家さん。 時間軸の歪みの物語は 懐かしさすら感じた。 1冊まるごとおどろおどろしい雰囲気で よかった。
2022/04/08
ふかきふき
☆☆ ちょっとホラー混じりの短編集。そこここに出てくるわんこそば。
2024/05/25
あいべきん
一つだけ読んだことがあるってか、何度か読んだことがある気がする話が入ってました。でも、どれも面白かった。全部が不穏。背筋がゾクッとする感じがたまらんです。
2022/10/23
さんつきくん
岩手を舞台にし、「記憶」に焦点を当てた、ちょっとした短編ミステリー作品集。ハズレなしでそれぞれ面白かった。さすが直木賞受賞作だ。時間軸がねじれていた「ねじれた記憶」と、体に不調がきたし、原因が岩手産の水にあると分かり、真相を確かめに岩手へ向かう「膚の記憶」が特に面白かった。それぞれ最後に真相が分かると感心してしまう作品達。短編だが、上手く落ちまで収まっている。そこがすばらしい。
2019/08/19
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