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秘太刀馬の骨

秘太刀馬の骨

秘太刀馬の骨

作家
藤沢周平
出版社
文藝春秋
発売日
1992-12-14
ISBN
9784163136400
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秘太刀馬の骨 / 感想・レビュー

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taku

【海坂藩城下町 第5回読書の集い「冬」イベント】強引な体当り捜査の探偵と、公私ともに微妙な立場になる助手のホームズオマージュ。冗談です。藤沢エッセンスの香り高い一品。単調になりがちかと思われた展開を、隠された真実で斬り返す作者が秘剣遣い。謎解きものの装いだけど、登場人物が抱え持つ事情というものこそ藤沢作品の興趣。それにしても馬の骨とはね。冒頭で引用している句に真意がありそうだな。

2020/01/13

アーミー

「馬の骨」という名の秘太刀。誰が伝授しているのか、そしてなぜそれを隠しているのか。興味津々で読んでいけました。主人公の妻が子供を失くして以来病気となり、夫婦間のいざこざも交えながら、ミステリーのようにドキドキしながら読めます。最後は藤沢さんらしいオチがあり、涙が出そうになりました。こんな夫婦はいいなあとつくづく思いました。

2017/11/01

eipero25

秘伝の剣を伝授されたのは誰なのかを、追求する本筋よりも半十郎の人となりや家庭問題に魅かれた。 剣士や武士がたくさん出て少しややこしいけれど、そんなことにこだわらなくてもじゅうぶん楽しめる。  お家騒動も練られてはいるが、やはり藤沢さんの表現する1人1人のキャラクターがいいですね。 NHKのドラマは見ていないけど、銀次郎(内野聖陽)を全面に出したのでは?原作は違うからね。

2020/10/18

悠々人

秘太刀馬の骨の秘密解明も面白かったですが、浅沼半十郎の妻杉江がどのように回復するかに興味ありました。やはり、夫婦は良いですね。

2016/02/29

とも

すごく面白かったです。

2019/04/29

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