KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

影刀

影刀

影刀

作家
黒岩重吾
出版社
文藝春秋
発売日
1994-01-10
ISBN
9784163144900
amazonで購入する

影刀 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

壬申の乱や、蘇我物部の戦いを舞台にした、主君に仕える部下たちのオムニバス。黒岩重吾さんの作品には、天皇や皇子が主役になっていても、物語の最期は仕えつづけた忠臣が締めることがある。主君の人柄に惚れて忠節を尽くす部下に、作者は特別な感情をもっている。その意味で、黒岩作品のエッセンスが詰まっているといえる。ストーリーの編み方がうまく、せつなさや感動や、ときにそこはかとない怖さがただよい、素晴らしい。ただ、女の人にはわからないかも。

2017/12/13

ひろ

壬申の乱頃の実在した人物に関する想像を加えた短編集。おそらくあったであろうドラマ。忠臣、忠犬、夫婦それぞれの間の心の揺れ動きなど、そのロマンに熱く感じるものがある。

2023/12/06

dolce-vita

今、大河「真田丸」も刻一刻と関ヶ原の戦いに向かっているが。歴史上最初の関ヶ原の戦いは壬申の乱。その勝者は大海人皇子です。大海人ファンの私には堪らない短編集。十市皇女については私的にはちょっと解釈が違うけど。ただ大友皇子の最期はどの書籍を読んでもかわいそすぎる。いろんな人の視点から描かれてて面白かった。

2016/08/21

感想・レビューをもっと見る