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陰陽師 飛天ノ巻

陰陽師 飛天ノ巻

陰陽師 飛天ノ巻

作家
夢枕獏
出版社
文藝春秋
発売日
1995-06-20
ISBN
9784163156507
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陰陽師 飛天ノ巻 / 感想・レビュー

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れみ

晴明と博雅が不思議な出来事に出会うシリーズ2作目。人間のすぐそばに闇があり、それを人々が怖れつつも当たり前に受け入れている感じが不思議で面白い。そしてやっっぱりなんだかんだ言いながらお酒を飲むふたりにほのぼのする。このなかでは「露と答えて」がいちばん好き。

2014/10/19

えみ

平安時代のヒーロー、安倍晴明が活躍する『陰陽師』第二弾。7篇収録の短編集。戯れ合う安倍晴明と源博雅に終始癒やされる。時折これは何を見せられてるのだろう…という気にもならなくはないけれど殺伐とした怪異が頻発する中、心温まる会話と萌は必要だよね!認め合う二人、心許せる友、それぞれの才能。臆することなく質問し意見し考えを聞き考察する。時に素直に褒める。満点の関係で尊敬する!それ程仲の良い二人の元へ今日も怪異がやってくる。本作は博雅の存在が光る一冊。人を感涙させ、妖さえ救う笛の腕前を持つ彼の笛の音、聴いてみたい!

2020/11/19

ぐうぐう

「下衆法師」の章にて、欲望を捨て去れない僧がいて、ならば凡夫が欲望を捨て去るなど到底できないのではないかと、博雅は思う。「欲望をかけらも持たぬ人は、もはや、人ではないような気がするよ。それならーー」しみじみと博雅は「おれは、人でいいという気が最近はするのだよ、清明ーー」と。物の怪退治よりも、安倍晴明と源博雅との対話こそが『陰陽師』シリーズの読みどころだ。この世の理を良く知る清明は、しかし博雅の答えを否定しない。逆に、博雅の答えを優しく肯定しながら、己の摂理を説く。(つづく)

2018/02/21

おか

シリーズ第二弾。何度読んでも 晴明と博雅の会話に癒される。後書き読んだら第一弾から第二弾迄に七年も掛かっているとの事、でも 二人に変化ない事に安心する^_^ この本に登場する 晴明の家の庭の描写が好きです、四季折々の変化が 桔梗、女郎花、萩、櫟、欅、、、なんて漢字で表されているだけで ほっとする 笑 今回 蟷螂 という字を思い出した。何故か 私はコウロギ(興梠)とよく間違えるが カマキリ と読む。今回も 楽しかった^_^

2016/09/07

poke

晴明と博雅がお酒を飲む場面のとても穏やかな空気が好きです。のんびり庭を眺めながら静かにお酒を酌み交わすなんて素敵で憧れます。縁側のある家にいる住みたい。

2018/02/01

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