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バールのようなもの

バールのようなもの

バールのようなもの

作家
清水義範
出版社
文藝春秋
発売日
1995-09-01
ISBN
9784163158006
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バールのようなもの / 感想・レビュー

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merry

エッセイかと思いきや短編小説集。ときどきクスッと笑ってしまった。

2015/02/28

りつこ

志の輔らくごの原作「バールのようなもの」、「みどりの窓口」が読みたくて読んでみた。小説としても面白いがこれを落語にした志の輔師匠は本当に凄いと思った。ちょっとシュールでちょっと昭和。なんてことない会話だけど、その感じわかる~な「旅は道づれ」「善男善女の夜」が好き。

2013/05/24

てながあしなが

表題作に期待して、読むことにした。感想としては、「インパクトの瞬間」に近い感じか。言葉尻を捉え、それを短編まで結実させた感じ。隠居老人の秘密の趣味を描いた「秘密倶楽部」も面白かった。「新聞小説」で、語られた、筆者の偽ることのない新聞小説に対する吐露は、傾聴に値する。「情報過多のこの時代に、誰が新聞小説を読むのだろうか」確かに。自分は読まないし、読みだすきっかけがいつなのかもわからないまま馬齢を重ねてきてしまった。「○○についてどう思いますか」はメディアの編集権について風刺をしている。

2018/01/07

ゆき

★★★☆☆:再読。表題作「バールのようなもの」と「みどりの窓口」がやっぱり面白い。源義仲の半生をくだけた文章で描いた「山から都へ来た将軍」も読みやすく義仲の人となりがよくわかり、もっとこの時代の事を知りたいと思った。あと、「愛知妖怪事典」は地元ネタ満載で愛知県民以外の人が読んだら意味不明なんでは、と心配になってしまった。

2014/03/04

よしどん

本の題名にもある『バールのようなもの』は、確かにどんなものかははっきりしていないけれどわかったような気になっていた。大人になるとこのようにわかったように思っていることが多く、またそれをいちいち確認する手間を掛けないものだから、私の周りには「バールのようなもの」だらけだ。そのようなことを気づけてよかった。ただの面白い話の短篇集というだけでなく、なかなか趣があり奥が深いと思った。時間をおいてまた読むと新たな発見があるかも。著者の他の本も読んでみたい。【日々のことに疲れていて何かちょっと気分転換をしたい人向け】

2013/08/07

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