北東西南推理館
北東西南推理館 / 感想・レビュー
はんげつ
実際の新聞記事を題材に推理小説を作るという変わった趣向の一冊。公衆電話でテレフォンセックスをしていた警官を逮捕、窃盗に連れていった飼い犬が警官を連れて帰ってきた珍事、路上に豚の頭が捨てられる不法投棄事件といったものからミステリ脳を駆使して小説を発想していく佐野洋の創作過程が興味深く読める。ただ、それぞれの完成度はあまり高くない(「偶然の目撃者」はよかった)。
2019/06/19
kanamori
☆☆☆
2010/10/09
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