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もつれっぱなし

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作家
井上夢人
出版社
文藝春秋
発売日
1996-11-01
ISBN
9784163165707
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もつれっぱなし / 感想・レビュー

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takaC

最初から最後までもつれたままの会話で、ほぐれないけど決着して終了というワンパターンの全6話。でも面白い。2話目が良かった。

2013/08/11

みも

著者の作品には、その発想の斬新さや構成の巧さに度々驚かされるが、本作はその最たるもの。約40頁・6篇。関連性は無いが、全作品が男女二人の会話のみで構成される極めて大胆な実験的作品群。戯曲の様な舞台設定の説明すらないが、登場人物達の容貌や口調のニュアンスやトーンまで、その生き生きとした息づかいを感知出来る。戯曲の様な大仰な台詞は一切無く、日常的な軽い言葉遣いを用いる事で軽妙洒脱に仕上げる。小説という手法の可能性に挑んだ意欲作で、卓越したセンスが光る。惜しむらくは、それぞれのタイトルがネタバレになっている事。

2018/06/13

takaya

会話文からのみなる異色の短編集。こういう小説の形式は初めてでしたが、ナンセンスな会話の内容が面白く、同時に真実も突いていて楽しめました。隠れた、知られざる傑作?かもしれません。

2023/07/26

うさっち

男女間の会話だけで構成された短編集。宇宙人や幽霊などを証明しようとしてどんどん話がもつれていく様を楽しむ少し変わった設定。ラブコメみたいで微笑ましい「宇宙人の証明」とラスト、ほろりとする「四十四年後の証明」が好き。

2014/09/10

mimi

『宇宙人の証明』『四十四年後の証明』面白かった。

2014/11/13

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