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猫の似づら絵師

猫の似づら絵師

猫の似づら絵師

作家
出久根達郎
出版社
文藝春秋
発売日
1998-09-01
ISBN
9784163179407
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猫の似づら絵師 / 感想・レビュー

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ぶんこ

シリーズ物だったのですね。先に「猫も杓子も猫かぶり」を読んでいました。 源蔵さんは謎の人物ですね。私の中ではお上から委嘱された潜入忍者(こういう表現でよかったのかな?)で、密かに悪を探りつつ退治している・・です。 銀太郎さんも丹三郎さんも、こんな商いで食べていけるのかと思っていましたが、後書きを読むと実在していたそうで、驚きました。色々な事件が起こりつつも、淡々として進むので、読後感はいいです。この後、「やがて大きな権力と対決する大団円」があるそうですが、まさか「猫も杓子も・・」のことでは無いでしょうね?

2015/05/09

こおり

猫絵師(1) 職を失った若者二人(銀太郎と丹三郎)は、うどん打ちが生きがいの謎の源蔵爺さんに言われるがまま、銀太郎は猫の絵師、丹三郎は貧乏神売りを始める。なかなか商売にならず一文無しでも、大丈夫。源蔵爺さんがうどんだけは食わせてくれるのだ。恐ろしく不味いうどんを。貧乏でも悪事に走らず真面目に商売に励む二人と、うどんばかり打っている爺さん、三人で知恵を出し合い楽しく生きているお話しだ。これもまた、じんわりと後を引く面白さで私は好きだな

2015/05/04

Penguin

面白い設定だった。続編もよんでみたい。

2012/07/30

仮ッ子

時代物はあまり読まないのだが、読みやすく面白かった。江戸っ子の貧乏だけど(貧乏だからこそ?)生活を楽しんでる洒落っ気あふれる会話が楽しい。

2009/12/13

こまったまこ

すごく面白かったです。江戸時代の貧乏長屋の住民たちが主人公。猫の似顔絵を描く商売や貧乏神の絵を売って厄を引き受ける仕事など、素寒貧の主人公たちが生きるために一生懸命ない知恵を絞って自分たちで商いを始めるのがすごいと思いました。お風呂嫌いな知恵者の源蔵じいさんがいい味を出しています。趣味のうどん作りに精魂傾けているのが笑えますが謎の多い人物。皆言葉づかいが丁寧で人情に厚くて、今の現代人にはない心の豊かさがあってとても素敵だなと思いました。源さんのうどんが食べたいなあ。続きももちろん読みます!

2012/10/25

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