陽炎の
陽炎の / 感想・レビュー
踊る猫
実にカオス。一本ストーリーラインの線を通してイベントを配置していく行儀の良い書き方ではなく、著者あるいは語り手が自身のセンスを全開にして感じ取ったことや思いついたことを羅列していくスタイルが採られている。そのカオスぶりがたしかにコミカルな味わいを出しているのだけれど、同時にこの著者ならではの妙に繊細・センシティブな感受性から来る世界への違和感・疑問や女性に向けられた憧憬が同じ男であるぼくの胸を熱くさせる(だから、ある意味では「女人禁制」な世界とさえ言えるかもしれない)。たしかに世界はこんなにも豊穣と思う
2024/06/17
中塚
どの話も最初の一文で、ストンとその話の中に落ちていけた。描写ひとつひとつがとてもリアルで、何回も読み直してしまう文が数ヶ所。心の奥に深く爪痕を残すようだった。
2009/12/08
cq1
ダメだ、、、読書脳が追い付かない。短編集だが陽炎の。だけを読んで読むのをやめてしまった作品。肌に合わなかった作品
2012/03/16
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日本の文学っぽくない。言葉だけでどこか他の世界に行ける。
2010/04/05
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