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レクイエム

レクイエム

レクイエム

作家
篠田節子
出版社
文藝春秋
発売日
1999-01-01
ISBN
9784163181905
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レクイエム / 感想・レビュー

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クリママ

表題作含む6編の短編。篠田作品、短編も読んできたが、その中でもかなりの秀作。若くして夫を亡くした悲しみ。虐待の恐ろしさ。南方戦線の悲惨さ。確かな筆致で不思議なできことさえ現実のようだ。

2018/05/17

星落秋風五丈原

「芋の根元に腕を一本埋めてくれ」 大教団幹部の伯父が残した不可解な遺言。その真意を図りかねる祥子の気持ちを後押しするように、思いがけない手がかりが現れる…。表題作ほか5編を収めた、現代の闇と光を描いた作品集。 彼岸の風景ニライカナイコヨーテは月に落ちる帰還兵の休日コンクリートの巣レクイエムこの作品集はなんといおうか、不条理に向き合った人間、とでもなるでしょうか。

2006/03/21

_Stroszek

1999年1月30日第1刷。日常が徐々に奇妙な世界へと移行する様を描くのが巧み。以下、書誌データと舞台。「彼岸の風景」(『オール讀物』1995年10月号。小千谷)。「ニライカナイ」(『オール讀物』1996年7月号。紀伊半島、横浜)。「コヨーテは月に落ちる」(『オール讀物』1997年新年号。臨海副都心)。「帰還兵の休日」1997年11月号。多摩川沿いの町)。「コンクリートの巣」(『別冊文藝春秋』221号。関東の公社住宅)。レクイエム(「観音」を改題。『オール讀物』1998年2月号。丹沢の麓、ニューギニア)。

2017/08/22

茶坊主

この人の作品には多いことだけど、なんともやりきれない閉塞感が迫ってくるような短編集。初めの方は「オカルトおち」になってて、肩透かしをくったような気分も少し。 後半になるほど、リアルになってくる。つまり、どんどん重い気分になってくる、ということです。

2014/06/27

ゆー

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2014/10/03

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