熊谷キヨ子最後の旅
熊谷キヨ子最後の旅 / 感想・レビュー
Q afuremark あふれ印
3章までと4章以降がまるで別のお話し。前半は孫のいる女性と青年の恋の話で受け入れにくく、後半は狭い了簡しか持たない無学な女性の我が儘な闘病記。性質が全く違うのに、単行本にまとめる時になぜ中編ふたつに分けなかったのだろう? どの登場人物にも共感できず困惑した。キヨの意固地さ、初めは持ち合わせがあったのに思考力をどんどん失って行く佐智子、客観的な判断力など初めからゼロの有実。宗教や自然療法に嵌って医療を受け付けようとしない病人と、振り回され寄り添うだけの周囲の人々。作者が何を書きかったのかわからない本だった。
2015/01/03
Hisashi Tokunaga
ねじめ正一の商店街、熊谷シリーズで読みました。サルディーニャの陰の国が妙に哲学的な筆致でしたね。(2013.3記)
akira
「熊谷突撃商店」のほうがおもしろかった。タネがわかってしまって読んでいる、というのもあったかもしれませんが・・・。
2010/03/02
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