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文福茶釜

文福茶釜

文福茶釜

作家
黒川博行
出版社
文藝春秋
発売日
1999-05-01
ISBN
9784163184401
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文福茶釜 / 感想・レビュー

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ミーコ

なるほど! 読みやすくて面白かったのですが、「疫病神シリーズ」を読んだ後なので 迫力が足りない様な 少し物足りなさを感じた。骨董品 美術品って難しいですね。

2015/05/13

ち~

骨董品をめぐる、贋作、お金儲けが題材の短編集。あの手この手で騙し合うも、結局最後は…。中にはヘェ〜っと唸ってしまう偽物作りもあって楽しめる。面白かった。

2017/05/11

そうたそ

★★★★☆ 我々一般人の想像の遠く及ばないところで繰り広げられているような、骨董・美術品に携わる者たちの騙し合いを描く美術ミステリ。一見ガラクタのようにしか見えない美術品を巡ってあーだのこーだのと化かし合いを繰り広げているだけなのに、なぜこんなにも面白いのか。到底関わり合いたくない世界ではあるが、他人事として見れば抜群に面白い。美術に関する蘊蓄も豊富で、こんなに巧妙な技術で贋作は作られているのかと妙に感心することしきりであった。

2021/01/15

ペトロトキシン

魑魅魍魎の世界と言ったら良いのであろうか。騙し騙されの展開を読んでいくにつれ、美術界なんて美しいという文字が入っていながら全然美しくないではないかとズーンと沈んだ気持ちになってきます。騙された方が悪いという考え方は、本当に道具屋どうしだけで納めてほしいものです。骨董収集する人も、自分が良いと思ったものを買って自分で楽しめばいいのにと骨董に興味のない私はいつも思ってしまう。だけど、収集した物は人に見せびらかしたいというのがコレクターの性(さが)なのでしょうね。

2014/10/28

もぺっと

『騙る』がおもしろかったので、遡ってこちらを読んでみた。黒川さんは、元美術教師ということで、こういう方面に詳しいのだろう。骨董や古美術品などを扱う、怪しげな人々の物語だが、『騙る』と同様金に目が眩んだ人物たちの化かしあい。この世界の専門的なことは難しいが、物語としては素人でも楽しめた。このシリーズ、他の本も読んでみる予定。

2023/09/11

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