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燃える頬

燃える頬

燃える頬

作家
久世光彦
出版社
文藝春秋
発売日
2000-07-01
ISBN
9784163194103
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燃える頬 / 感想・レビュー

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林 一歩

一昔前のイタリアの映画のような感触。歳上の女性に憧れを抱く年齢でも無くなったし、そんな頃の想いすら思い出せないのでいやはやなんとも。ただ、エロスは嗅覚だなと妙に納得。

2014/10/13

やまちゃん

短く、駆け足で過ぎたけれど、濃密な時間を過ごした2人に、このラストはあっけない気がしたんですがやはり、こうなるしかないかも…と納得しました。森の中のキラキラした、幻想的で眩い描写に溜め息ばかりついていました(^^)日本語って、本当に美しいな!!って思います。こんな自在に多彩に、自然も、生々しい心の動きも表現してしまうなんて、久世さんのこういうところが大好きで、たくさん読んできました。作風自体が大好きなので、連続して読んでも飽きることがありません(笑) 少年と父親、謎の美女というテーマも良かったです。

2014/09/15

ジョバンニ

セックス狂いの女性とそれに翻弄されている、もしくは図らずも翻弄している男達の話。と聞くとゲンナリですが、魔術的な文章で美しく怪しく儚い、まさに耽美な世界を構築している。水や濡れた草木の香りが、本の中から匂い立つかのようでした。それにしても、葉子があまりにも淫奔で嫌悪感を抱いてしまった。

2013/10/22

michio-atsuko

なんて綺麗な物語。戦争の匂い、木々の匂い、翻るスカートから香る女の匂い、焼け焦げた匂い。古い外国映画のような、美しい世界。久世さんの言葉は本当に素晴らしい。

2014/12/12

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