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血脈 上

血脈 上

血脈 上

作家
佐藤愛子
出版社
文藝春秋
発売日
2001-01-11
ISBN
9784163197906
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血脈 上 / 感想・レビュー

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むつこ

ものすごーく分厚い本。中身もそれなりに「熱い」家族。「紅緑」の精力的な生活と仕事は出来るがお金が湯水のように流れていく様がこわい。子供たちの金の無心の手紙に何度も改心したのでは?と騙されそうでも怒る洽六にやっぱり父親にはわかるもの。めちゃくちゃな男でもそこまで愛されたシナがうらやましい。

2019/03/28

黒豆

佐藤愛子の代表作ということで読み始めたが、何と佐藤家(佐藤紅緑,サトウハチロウ,佐藤愛子)の自伝的小説だった。自由奔放さ、取り巻く人々との交流などの多彩さに驚いた。まだ上巻。

2016/02/29

佐伯りょう

父親から流れる荒ぶる血を受け継いだ子供たちとその家族の物語。自分の生い立ちにまつわることなのに、冷静というか、いやそれ以上の冷徹な観察眼に作家魂を感じます。観察眼が冷徹なだけで、ロクデナシどもが暴れまわるこの物語のすべての登場人物に暖かい愛情が注がれているのが読んでいてひしひしと伝わります。だからこれだけのボリュームでもおもしろくて一気読みしてしまいました。次の巻を読むのが楽しみです。登場人物の中で唯一佐藤紅緑のために尽くした福士幸次郎の人柄が身に染みます。

2011/06/27

Gen Kato

再読。壮年の紅緑、若きシナ(万里子)、少年のハチローとチャカではじまる大河小説。読み返してみてつくづく、年齢とともに変わっていく彼らの生き方に圧倒されます。

2016/10/09

siva

有名作家の血縁の壮絶な記録。放蕩息子たちのレベルがすごい。

2017/06/08

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