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時の渚

時の渚

時の渚

作家
笹本稜平
出版社
文藝春秋
発売日
2001-05-01
ISBN
9784163200705
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時の渚 / 感想・レビュー

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みほ (o^-^o)

笹本稜平さんの新人時代、サントリーミステリー大賞受賞作品。探偵が余命幾ばくもない老人に依頼された人探しと、自分の妻と子供を殺した犯人を追うストーリーが絡まりあう。複雑だが、どんどん謎が解決し、また新たな謎が浮かぶという繰り返しで話は進む。う~ん、少々強引な印象。証言者が誰も彼も親切で、偶然が重なり過ぎて、興ざめしてしまった。協力者がこうも都合よく現れないだろうなどと思ってしまって、集中できなかった自分が残念(>_<)

2017/02/19

達ちゃん

途中から色々な事がわかってきて、最後の最後でまさかの真相が・・・。1つの事がたくさんの人の人生をもてあそぶ怖さを感じました。

2020/02/20

伊之助

読後すぐに思ったのは、主人公の最終場面の立場に私が居たとしたら、この世に生きる力を完全に失うだろうなということだった。こういうものではないにしろ、私にも突如来る苛酷な運命が待ち受けているのか?などと想像するだに恐ろしい。人生がファイナルの楽章に入ってることは確実だとしても、どんでん返しの仕掛けを描けるくらいのページ数はまだ残っているようだし。この作品、作り過ぎの感も否めない内容だが、それ以上に、疑問符に答える欠片がパズルの隙間を埋め続けていく際の高揚感は充分に味わえる内容だった。

2017/02/11

ほし

癌で余命宣告を受けた老人から、人探しの依頼を受ける元刑事の主人公茜沢。老人の35年前に訳ありで手放した子供を探してほしいと言う依頼の一方、刑事を止めるきっかけとなった事件も同時に動き出す事に…。複雑な人物相関図を頭に描きながら読むのが少し難儀したが、大変面白く読了。よく練られたストーリー構成、主人公への感情移入のしやすさ、スマートで読みやすい文体、余韻があり希望のあるエンディング…最近のお気に入りの作家さんです。

2015/06/24

seiko★

親子愛・家族の絆・人と人との繋がり…辛く切なくやるせない。でも心温まる愛が一杯詰まったお話。茜沢に息子捜しを依頼した松浦老人との絆…茜沢を取り巻く人達の親切…1枚一枚ピースが埋まって行くのだが・・・最後まで過酷な運命に翻弄される茜沢に対する松浦老人の言葉に涙、そして感謝。茜沢もきっと前を向いて歩いて行けることだろう。。。駒井も親に愛されて育っただろうに何故…と思ってしまう。子育てとは…考えさせられる・・・

2016/08/17

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