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神のふたつの貌

神のふたつの貌

神のふたつの貌

作家
貫井徳郎
出版社
文藝春秋
発売日
2001-09-01
ISBN
9784163203201
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神のふたつの貌 / 感想・レビュー

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しーちゃん

冒頭のカエルの虐待シーンで早くも逃げ出したくなる。無痛症という痛みを感じない少年の生き様、生きる意味、神、プロテスタント、すべてが哲学的で理解出来ず、始終鬱屈した文章に戸惑い、でも彼の末路が知りたいという好奇心だけで読みきったような気がする。後から振り返ると、自分自身が実はこの物語の中毒になっていた。圧倒的に不穏な雰囲気に引っ張られ、作者の叙述にまんまと引っかかる。父、息子、またその息子、代々繋がる負の連鎖。しばらく憂鬱になりそう。

2021/03/31

takaC

んんん?こんなにややこしい(わかりにくい)話だったっけ?

2016/07/10

red

かなり読むのに苦戦した。宗教の考え方が全面にたちふさがる。教会に生まれ、牧師になる事が決まっている少年が主人公。生まれつき無痛症であることに起因してなのか、悲しみ等の感情も欠落しており、そのせいで神に近づけない、神の声が聞こえないことに悩み、カエルや人を殺めて「痛い」を知り、神を知ろうと努力?するが…。途中のトリックやタイトルの意味等、結局うまく読み取れずに終わってしまった。

2016/06/18

莉玖

読み始めから妙な違和感(言葉)があったので注意して読んでいましたが... なるほど!そういう事ね。生物虐待やらDVやら毒親やら、読んでいて気分が悪くなる箇所もあるので、苦手な方は注意です。物語に引き込まれて一気読み。

2020/09/17

オーウェン

牧師の息子として教会で暮らす早乙女輝。 その教会にヤクザに追われているという朝倉を匿う。 次第に朝倉は家族にも馴染んでいき、輝の母親とも関係を持つように。 貫井さんだし、キリスト教の原罪の話という事で、ハッピーエンドになるわけもないことは予想がつく。 全部で3章仕立てであり、1,2章は普通だと思っていたが、3章のある文で様相がガラッと変わる。 実は仕掛けがあり、それを意識しないまま読んでいるから、すっかり騙される。2度見してみると、詳細がよりチェック出来るかも。

2018/07/06

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