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陰陽師 龍笛ノ巻

陰陽師 龍笛ノ巻

陰陽師 龍笛ノ巻

作家
夢枕獏
出版社
文藝春秋
発売日
2002-01-15
ISBN
9784163206103
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陰陽師 龍笛ノ巻 / 感想・レビュー

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れみ

安倍晴明と源博雅の登場するシリーズ5作目(長編の「生成り姫」を除く)。虫とか蛇の登場するお話が結構多くて、面白いんだけどだいぶゾワゾワゾクゾクした^^;好きなのは「むしめずる姫」。虫好きの姫・露子と、世間並みの姫らしくしてほしい父・実之の会話が面白い。あと「呼ぶ声の」の冒頭の桜の花びらが舞う様子と琵琶の音色の描写が素晴らしい。それと、この巻から賀茂保憲が登場。岡野玲子さんの漫画版に出てくる保憲とは晴明との関係も含めてだいぶ違う印象で面白く興味深かった。(続く)

2015/03/08

おか

今回は 結構 残酷な場面が多かった様な気がする。多分 私 人間がどうなろうと 知ったことではないが(笑)動物が残酷な目にあうと ぐーーーー っと耐えられない何かがある。でも それを 晴明と博雅が関わることによって 浄化される様な気がする( ◠‿◠ )この二人で 良かったなぁ と思う事頻りでした( ◠‿◠ )

2019/04/02

ぐうぐう

源博雅の笛について考えてみる。『陰陽師』での博雅は、いわゆるホームズにおけるワトソンのような立ち位置だが、ホームズ(つまり安倍晴明)を際立たせるための凡庸な存在では決してない。その証明となるのが彼の奏でる笛だ。「首」において、妖しき出来事を晴明が収めたあと、ふいに博雅が「少し、笛を吹かせてくれぬか」と断りを入れて、笛を奏で始める。解決はしたが、場に残った感情を鎮めるために必要な笛なのだろう。それは晴明にはできぬことだ。(つづく)

2024/07/31

星落秋風五丈原

安部晴明と親友源博雅のコンビ他蘆屋道満や賀茂保憲の他の陰陽師の動向も見逃せない。収録作「怪蛇」「首」「むしめづる姫」「呼ぶ声の」「飛仙」。藤原鴨忠の家の家人の足にできものができる。すると不思議な老人が現れてできものからある動物を取り出す。「怪蛇」秋の鮎を食べている博雅と晴明。鮎を食べつつ「人が何かを食べるというのは、その何かの生命を奪うこと。その何かを奪わねば生きられぬ、これはもう人が生きるというその事が罪深いということではないか。」と語る博雅。

2002/01/28

りさ

羽生くんのSEIMEIの演技観てたら読みたくなって。お酒をほろほろ飲んで、問題が起きたら博雅とともにふわりとやってきて、さらりと解決する。そのパターンが繰り返されるだけなんだけど、それがなんだかすごく癒される。何冊かおきに読んでいきたいシリーズ。

2018/02/23

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