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ワカタケル大王

ワカタケル大王

ワカタケル大王

作家
黒岩重吾
出版社
文藝春秋
発売日
2002-01-15
ISBN
9784163206301
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ワカタケル大王 / 感想・レビュー

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ナハチガル

歴史だけでなく当時の地理や文化についてもいろいろ学べて勉強になったが、メインは権力闘争と、マッチョイズムとエロスとバイオレンスであり、共感できる人物もおらず、なかなかページが進まなかった。昭和の大人向け娯楽小説ってこんな感じだったのかなあと思ったら、発行は2002年だった。同じ話が何度も繰り返されたり(メモしなくてもいいようにという配慮?)、一人称の語り手が急に変わったりと、小説としての完成度ももうひとつ。でも古代史への興味からか不思議と挫折はしなかった。積読している著者の他の作品も読んでみるつもり。B。

2024/06/01

分厚ーい本だが、面白かった!人物は魅力に溢れ、風景描写は目に浮かぶようだが初めて読む表現。権謀術数はカッコよく、戦闘描写は流れるようで展開のメリハリが感じられる。歴史の中に色々な人生のメッセージが込めてあって、なんてうまく物語を作る作家だろうと調べたら、著者はもう故人で、作品は絶版が多いようだ。この本も図書館で借りた。手に入るものは読みたいが、図書館は汚い本も多いからなあ・・・

2017/08/19

まりこ

ワカタケル大王は中央集権強化により後世の官司制度に繋がる時代の変革期の革命児。専制王者になろうと、兄の大王や政敵を殺して大王になる。荒々しいが作者の描写で可愛げのある男の感じも。朝鮮と中国宗王朝の優れた文化を教わった大王。

2021/06/08

a

思ってたよりは普通のイメージなんだな。神功皇后を読んだときのような感じはせず。最後まで読むけど。

2024/10/08

RASCAL

本棚が満杯になったので、でかい本から処分しようと思って、その前に再読してみました。 黒岩重吾さんの古代史はやはり面白い。大王の後継者争いが実にリアル。 さりげなく今の古墳の埋葬者の比定が間違っているという持論も示されていて、深い。

2012/09/01

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