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凍るタナトス (HONKAKU mystery masters)

凍るタナトス (HONKAKU mystery masters)

凍るタナトス (HONKAKU mystery masters)

作家
柄刀一
出版社
文藝春秋
発売日
2002-08-01
ISBN
9784163211701
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凍るタナトス (HONKAKU mystery masters) / 感想・レビュー

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オーウェン

病院で死期の近い老人が窒息死する事件が発生。 刑事の氷村は老人が、死者を冷凍保存する事業の推進者であることが判明する。 SFミステリなのだが、この冷凍保存という目的が犯人の動機に強く関わってくる。 そして刑事の氷村にも。 随分早い段階から手配師なる共犯者の存在が明らかになる。 これによってアリバイが成立しない人物まで犯人の可能性が広がる。 ラストはそっちの方向にいくのかと思ったが、犯人の指摘はいるのかが疑問。 なんとも嫌な感触が残る終わり方だった。

2018/12/09

けいちゃっぷ

密室殺人よりも、氷村刑事に焦点を当てて読んだ方が、より深く入れたかもしれない。

2006/02/27

かつりん

家族の死を乗り越える! 訳では無かった。なんとも終り方が雑。

2017/08/12

都布子

SFの世界ではよく出てくるコールド・スリープ技術が完成したという設定上での物語。登録者は死後冷凍保存され医療技術が発達し「再生」される日を待つ訳ですが、この事業を一手に引き受ける「クライオニクス」財団の会長が殺害された上冷凍された頭部まで破壊される。そして同じ日に息子である会長が施設内で焼死体で発見。つまり二人とも再生できない状態になったわけです。これはトリックの面白さというミステリー的要素に加えて死生観の問題を投げかける作品です。個人的には何かやりきれなさが残る幕切れでした。(2007.2.22)

2007/02/22

ミヤ

科学苦手だからトリックとか無視して読みました。氷村刑事の物語として見るとなんとも悲しい。

2011/05/06

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