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街の灯 (HONKAKU mystery masters)

街の灯 (HONKAKU mystery masters)

街の灯 (HONKAKU mystery masters)

作家
北村薫
出版社
文藝春秋
発売日
2003-01-01
ISBN
9784163215709
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街の灯 (HONKAKU mystery masters) / 感想・レビュー

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しろいるか

ベッキーさんシリーズ第1弾。直木賞受賞作の『鷺と雪』から遡って読んだが、昭和初期の東京の雰囲気、華族や財閥のお嬢様の生活には相変わらずうっとり。現代の我が家の景気低迷ぶりwと比べてこの豊かな暮らしは羨ましい。でも桐原侯爵家の三兄妹、最上流にありながら心の中で色々企んでいそうでこれまた庶民には理解しがたい。道子さんが英子に語った映画『街の灯』のラストシーンの話は何だかちょっとぞっとした。そして庶民の生活を語る英子にベッキーさんが「失礼ながらひとつの傲慢」と諭す場面が印象的だった。

2011/05/18

しょこら★

昭和初期、華やかできらびやかな上流階級の生活。美しい言葉で紡がれる当時の流行り、社会情勢、まるでタイムスリップしたような感覚。『玻璃の天』を先に読んでしまったけど、やはりそちらよりまだまだノホホンとした雰囲気。たまにはお嬢さまお坊ちゃまらしい縛りや、憂いなども見られ、お話の中にも出てきたけど匂いがすごく乱歩っぽい…メランコリックミステリ? 好奇心旺盛な英子嬢。文武両道で謎めく女性運転手ベッキーさんに、楽しいことも辛いことも、これからたくさん教わっていくのね。

2012/01/02

仮ッ子

ベッキーさんが何者なのか、とても興味をかきたてられる。見過ごしている不思議を見つけ出せる能力が、私も欲しいなぁ。北村さん、あまり読んだことなかったけど、日本語の雰囲気がとてもいい。他の作品もぜひ読んでみたい。

2009/11/12

あっちゃん

ベッキーさんシリーズの一作目!お嬢様が、まだ若いので初々しい(笑)ベッキーさん、最初から謎の人(^_^;)表題作の街の灯、チャップリンの映画は知識として知ってはいるけど、きちんと観たことは無いので今度、観てみたい!

2014/07/25

あつひめ

子どもの頃に読んだ探偵ごっこがテーマの本を思い出しました。上流階級のじゃじゃ馬娘さんの探偵ごっこのような・・・。ベッキーさんがとても有能な用心棒にもなりそうだったので、もっと危険な目に遭いながらもベッキーさんと事件を解明していくのかな?と期待したのですが・・・。血なまぐさくないところは気に入りました。北村さんの違う本も読んでみたいです。

2009/09/19

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