罪花

星落秋風五丈原

トラウマ、秘密、罪悪感。死をひきよせる女たちの心に巣食う罪の花。作家・高樹のぶ子の新境地を示す美しくも凄惨な連作小説。「灰色の夢」典子は、母の死体を天井から下ろし、火をかける。母育代は惚けが始まっており、孫に典子が父の子ではない、と告げた事があった。典子がその事を育代に告げると、育代が自分の処置を頼む

2003/05/29

蒼(あお)

罪にまつわる短編集。どの話も苦しい。特に「夕陽の赤」「落ちたトマト」「花に刻め」は胸が締め付けられるような感じだった。

2020/05/26

うつぼん

<図書館>

2014/05/20

李那

『落ちたトマト』が一番心に残った。 恋人への別れの手紙の独白だけど、それが段々哀しい秘密の告白、さらにはこれから犯す罪の暴露へ。

2011/08/10