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しょっぱいドライブ

しょっぱいドライブ

しょっぱいドライブ

作家
大道珠貴
出版社
文藝春秋
発売日
2003-02-25
ISBN
9784163217604
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しょっぱいドライブ / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第128回(平成14年度下半期) 芥川賞受賞 。 六十代の九十九さんの 人物造形がよく、なぜか 暖かい気持ちになれる。 人がいい、というだけの 存在が日常を和やかにする。 それにしても、「わたし」の 拘りのなさは一体何なのだろうか。 遊さんとの交わりもあまりに 淡白すぎるが、九十九さんに 対しても、特に期待しない。 一緒にいる心安さが、ゴロゴロと 書き込まれている…そんな話 だった。

2014/03/22

初雪ハロー

かなり、面白かった。一気に読了しました✌️オススメです。

2019/03/30

absinthe

(表題作)男女の仲と言うのはこういうものなのか。理想の相手はどこかにぼんやりといて、離れるでも愛するでもなく、なんとなく過ごしている相手との生活。ギャップを埋めようとするでもなく、あきらめにも似た心境。楽チンで生活できたらいいなという打算もどこか匂わせるつつ、判断をずるずると先延ばし。30過ぎるとあまり理想を持たなくなるのかもしれない。他の二作品も盛り上がりもないけれどゆっくり心にしみる。

2022/11/08

Koichiro Minematsu

芥川賞が発表されると、以前の作品も読みたくなり、取り寄せました。主人公と九十九さんの年齢差にある生活に30半ばの女性の生き方に揺れている心境が、定まらないもどかしさなのか、所詮揺れ動くものなのか。問いている気がする。

2020/07/23

R

若い女が、片田舎でしょーもないおっさんといい関係になるといった、どうってことない話。なのになんか読まされるし、ありそうな、理解できそうな、もしかしたら同じ気持ちを抱いたようなと、妙にしっくりくる内容だった。さほど劇的でもないけど、まっとうとも言いがたい、不思議な感覚を独白織り交ぜて、善悪とかとは別次元の人間の悩みというか、ふて腐れみたいなのを書いていた小説だったように思う。

2020/10/27

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