KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

石の猿

石の猿

石の猿

作家
ジェフリー・ディーヴァー
池田真紀子
出版社
文藝春秋
発売日
2003-05-31
ISBN
9784163218700
amazonで購入する

石の猿 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

ライムシリーズ四冊目。読み始めるまでは、琴線に触れるものがなくて、後回しにしようか悩んでいましたが、読み始めると安定の面白さでした。コフィンダンサーもそうでしたが、殺し屋とか組織犯罪物って興味が沸かない。ここから先はイリュージョニストやウォッチメイカー等々、期待値高い作品が続くので楽しみです。今作はどんでん返しの楽しさは薄かったものの、リー刑事の存在が物語を良い方向に動かしてくれました。

2016/05/07

at-sushi@ナートゥをご存知か?

シリーズ4作目。微細な残留物質から冷酷な蛇頭の殺し屋を追い詰めるという、プロットこそマンネリ化気味ながら、子のためなら命を惜しまない中国人一家や、アメリア以外でただ一人ライムが心を開いた中国人刑事ソニー、息苦しさ満点のダイビングシーン等、ドラマやアクションパートのアツさだけで凡百の小説を寄せ付けない面白さ。シリーズ中最も評価の低い本作ですらコレって、この先どうなるのかオラわくわくすっぞwで、さりげなく絶賛子作り中にまで進展してしまったライム&サックス。どうヤるんでゲスか?ゲスくてスマソ。

2016/10/15

オーウェン

シリーズ4作目は様相が変わり、中国から来た密入船が爆破される。 そこで生き残った中国人たちを殺すため、ゴーストと呼ばれる暗殺者が付け狙う。 ゴーストをウイグル人とはっきり明記されているのは今では絶対無理な描写かも。 証拠品を探る過程で、いかにして先回りし中国人達を守るのか。 ゴーストが化けているのは分かるが、問題はそれが誰なのかだ。 正直予想範囲外だったのでこれは驚くし、ラストに外交問題を絡ませてくるが、ここにはサプライズはないので終わりの盛り上げ方としては大人しかったかも。

2021/11/22

Yuna Ioki☆

1367-63-24 リンカーン・ライムシリーズ第四弾。今回は犯人がチャイニーズ。国際問題です(笑)前回のアメリカの片田舎でスケールダウンしたのと違いかなりのスケールアップ(笑)テンポよくスピーディーな展開はシリーズ通して変わらず。どんでん返しな割に犯人が後半になる前に分かってしまう(笑)

2016/04/13

藤月はな(灯れ松明の火)

リンカーンに対するは耐心をモットーにするサディスティックな殺し屋、ゴースト。中国とアメリカでの慣習や思想のギャップに手古摺りながらも段々、協力関係を築き上げていく捜査陣がいいです。民を想って行動するソニー・リーとリンカーンの友情(リンカーンがタッチパネルでソニーに向けて手紙を書く場面や囲碁での対戦など)が微笑ましい分、結末が唯々、哀しいです。

2012/08/04

感想・レビューをもっと見る