不運な女神
不運な女神 / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
不幸な女性をたくさん記述している。別冊文藝春秋とオール読物に掲載したもの。2001年から2003年。初めの数題は、前の話の脇役が、次の話の主役になって、関連した話しになっている。唯川恵の腕が鳴っている。どんなに不幸な人間を主人公にしても、誰かを恨んだりすることがあっても、犯罪をひょっとしたら犯すことになるかもしれなくても、人間性を持っていようとする意思を感じる。どんなに運が悪くても、人間として生き、人間として暮らし、社会の片隅になるか、社会を支える。どうしてここまで丁寧な思いを綴ることができるのだろう。
2013/03/15
スノーシェルター
すごく悲しい気持ちになった。何を間違えたのだろう。愛する人と家庭を作り、幸せになりたいだけじゃないの?そうならないようにしているのは自分なの?どうしたら良かったのだろう。元気がなくなる。
2013/02/15
メリンダ
読みやすい短編集。男女の仲、親子の仲は色んなことがあり、人それぞれがそれを抱えて生きているんだと思った。
2012/10/18
おれんじぺこ♪(16年生)
ちょっとリンクした作りになってておもしろかった。唯川作品っぽいアンニュイというか緩やかなたたずまいの1冊。
2012/01/19
そのぼん
女性の日常を切り取った短編集。読みやすかったです。
2011/08/07
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