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星月夜の夢がたり

星月夜の夢がたり

星月夜の夢がたり

作家
光原百合
鯰江 光ニ
出版社
文藝春秋
発売日
2004-05-01
ISBN
9784163229706
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星月夜の夢がたり / 感想・レビュー

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みかん🍊

1編はとても短い短編集ですが、幻想的で美しいイラストと不思議で切なくて哀しくて寂しいそしてほっこりするどれも素敵なstoryでした。月夜の章の「エンゲージリング」の彼女がとても素敵でした。やっぱり光原さんの世界観好きです、これは手元に置いて何度も読みたい作品です。

2016/03/14

エンブレムT

『宝石箱のような絵本』帯にそう書いてあったので、私は「キラキラ輝く万華鏡のように見飽きない、いつまでも眺めていたいような美しく温かい物語」を想像しました。けれど、ページをめくるほどに増した思いは「私、間違ってたんだー」というものでした。収録されているのは、夢の欠片のような32篇の小さな物語です。美しい物語なのは確かなのですが、キラキラ輝いているのも確かなのですが、「宝石には温もりがない」ということを失念していると痛い目をみます。透明な悔いが胸に満ち、涙となって零れ落ちてできたような物語たちでした。

2013/03/08

美羽と花雲のハナシ

とても可愛い絵本。まるで本という宝石箱に集められた宝石のような短編がいっぱい。キラキラしていて、愛しい物語たちだった。目で眺めるのも楽しい、お話を読むのも楽しい、ページを捲るのも楽しい。そんな楽しいがたくさんつまった贅沢な1冊。贈り物としても素敵だろうな。

2012/01/29

紅香@本購入まであと9冊

幼い頃、眠る前に読んでもらった。それはどれも短く不思議なお話。どこか淋しくて、ほわっと温かい。そのふわふわした余韻の正体が分からなくて何度も何度もせがんだ。心に刻むくらい。この32の物語はそんなあの頃のあまやかな場所へ、容易く連れてってくれる。。翡翠のような少し翳りのある不思議なお話。発光するようなイラスト。この本は夜限定。明るい昼中では雑音に紛れてチラッと物語が悲哀に満ちて美しく瞬いたことにすら気づかないでしょう。

2015/10/29

nyanco

読みだすと一気に読んでしまう私ですが、この本はそうしてしまうのが、勿体なく眠る前や、お茶を飲みながらのひと時に、数篇ずつ読みました。とても短いお話にパステルカラーの淡い色彩のイラストがついた大人のための絵本。読むとじんわりしたり、胸の中がほっこりしたり…、本当に一気に読んでしまうのが惜しい一冊。文庫版を自分用とプレゼント用に欲しくなる癒される優しい本でした。

2009/08/30

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