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十四番目の月

十四番目の月

十四番目の月

作家
海月ルイ
出版社
文藝春秋
発売日
2005-03-01
ISBN
9784163237800
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十四番目の月 / 感想・レビュー

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ねなにょ

p41に刑事の台詞で、2歳の娘を誘拐された母親に対して、「言葉を選んでいるが、要するに、頭が悪いということなのだろう」という部分で笑ってしまった。確かに樹奈には、かなり問題があるけれど、この作品に登場する捜査員たちも、びっくりするほど無知で、そんなに切れ者でもはないではないか。ミステリーとしては、退屈でイライラしてしまう。

2020/01/30

月子

母親が「面白かったので読んでほしい!」というので、期待せずに読み始めました(笑) でも、とても良かったです◎ 初読み作家さんだけど、気に入ったので他の本も読みたいなぁ。 同じようなシーンを別の人たちがというような対比がよく出てきて、それがいろいろな感情を沸き起こさせてくれて、すごいなぁと思いました。

2018/03/12

chii

2才の幼女誘拐事件のお話。犯人は誰?目的は?ということより、母親の心理を描いたお話。犯人が最後まで解からなかった・・・同じ立場なら同じ事を考える、母親の立場なら・・いや~同じ立場じゃなくても考えるわぁ~怨みますよ~同じ思いをさせたいですよ。腹立つわ~この誘拐された子供の母親。

2010/11/19

ゆみねこ

行きつけの近所のスーパーで、ちょっと目を離した隙に2歳の女児が不明に。やがて自宅に身代金2000万円を要求する電話が入り。次々と犯人から指示されJRや私鉄駅近くの喫茶店やホテルのイベント会場を移動させられる母親。物覚えの良くない、すぐ忘れるという、この母親がカギになっている。まんまと2000万円は奪われ女児は無事に保護される。犯人探しの物語というより、母親の悲しみ、憎しみを描いた作。海月さんらしい作品だと思う。タイトルの意味も最後に明かされる。

2011/08/11

風花 kazahana

スーパーで突然娘が拐われた。命を救いたい一心の母親が身代金を持って犯人の言うがままに移動していく。よく刑事ドラマである感じ。次はここに来い 次はここというように。さて 犯人はいったい誰なのか。身代金の受け渡し場所で演奏していたピアニストが真実に迫る。嬉しいことに終盤まで全くわからなかった。ただ 伏線というか いろいろな出来事が最後にすべて繋がって行った。しかし ラストのラスト! うーん ここは驚き。刑事ドラマとは全然違った! 十四番目の月に そういう意味が有るとは知らなかった。明日という未来にかける想い。

2023/08/07

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