サラン 哀しみを越えて
サラン 哀しみを越えて / 感想・レビュー
聖月
◎韓流である。元々、今の韓流ブームの前から朝鮮半島と日本を舞台にした娯楽時代小説、もしくは奇想時代小説を書き続けてきた著者ではあるが、本書『サラン』は同じく朝鮮半島と日本を舞台にとった時代小説でありながら、中身は愛と哀しみと切なさの韓流小説である。それも骨太の。だから、ゆめゆめ評者の甘言に誘われて、安易な気持ちで本書を手に取ることなかれ。見慣れない漢字や朝鮮名だけじゃなく、仮名雑じり漢文も読むことになるからね。心して読みなされ
2005/06/05
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